12歳の亜花へ

ずっとそばにいるからさぁ、かあさんはうっかりしていたけど、亜花は今年の夏、12歳になったんだよね~。

今まで病気ひとつせず、いつもにこにこ顔(にへら顔ともいう)で、とうさん、かあさんのそばにいるからうっかり見過ごすところなんだけど、ワンコの12歳といったら、もうずいぶんな年齢なんだよね。

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亜花は覚えているかな?最初にさ、かあさんのわがまま・・・というか一目ぼれで生後2か月で我が家に来て、来たのはいいけどうちには前代未聞の「ボスキャラ」、由々ねえさんがいてさぁ。キミたちの仲の険悪さにかあさんは重度のノイローゼになっちゃうわ、なんやかんやで本当に大変だったんだよねぇ。・・・覚えてる?

結局のところ、あのときは亜花の天真爛漫さに助けられたね。どんなにねえさんが攻撃してもなんだかいまいちピンと来てない感じのあなたの態度にホント、どれだけ救われたかわからない。あのときはありがとね、・・・そしてちょっとゴメンね。

あなたのことだから「・・・そうだっけ・・・?」って感じだろうけどね。かあさんは今もちゃんと覚えています。

今は椎という、これまたかなりやっかいな愛すべき妹ができたけど、由々ねえさんとの時代からずっと、かあさんはあなたに聞きたかったことがあるのです。

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由々ねえさん(頑固で厄介)、そして椎(要領がよくて負けん気)を相手に、あなたはいつも「お世話係」を自ら買って出てくれているでしょ?かあさんはね、そんなあなたを見ていていつも思うのです。

それは亜花にとって、幸せなことなのかな?って。

あなたはいつもにこにこ(にへらにへら)しているだけで、わがままもほとんど言わないよね。相手が椎でも、譲ってあげられることは譲っちゃう。椎がわたしたちに甘えていても焼きもちを焼くそぶりも見せないよね。

いつもとうさんと話しているのよ、亜花はえらいね、って。そして、そんな状況が嫌じゃないのかな?って。

今もわたしの背後でベッドに埋もれてうとうとしているあなたを見るとなんだか不思議な気がします。

今、あなたを視界に捉えていてさえ、わたしの中の亜花は、天真爛漫で遊びが大好きで、おっちょこちょいでニッカニカ。それでね、あまりひとさまには言ったことがないけど、知ってる?あなたの最大の特徴はね、やさしいってことなんだよ。
やさしいワンコってねぇ、実はすごくスバラシイことなんじゃないかって、いつもとうさんと話しているんだよ。

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最近のあなたを見ていると、加齢とともに少しづつ頑固になってきている気がします。昔の由々ねえさんほどではないにしても、ここのところのあなたはテリア気質が存分にうかがえる、「頑固で一本気」な感じになってきたよ。ずいぶんお顔の周りも白くなってきたしね。

おまけに結構なビビりで、あんがいに潔癖なところもあるから、だんだん「むずかしいコ」になってきたよ。それはここ数か月でとくに顕著なところかなー、とかあさんは思います。

だれもが年を取るしね、こればっかりは仕方のないことだよね、自然なことだし。

たださぁ。由々ねえさんをお空に送ったときには「亜花がいてくれるし・・・」という思いがあって、とうさんもかあさんも頑張ったけど、次はそろそろあなたのことも覚悟しておかないといけないでしょ。

「まだ早いって」と言ってくれる人はたくさんいるし、確かにまだ早いけど、遠からずその日はくるわけです。

ほんとはずっと長生きしてほしいけど、それはかなわぬことだし、最初からの約束だもんね。だからとうさん、かあさんにできることは亜花の犬生が「楽しい!」でいっぱいになるように頑張ることしかないんだけど、それをしてあげられているかは、亜花に聞かないとわからないことだから。

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いつでも亜花の目を覗き込むと「楽しい!」「うひひ・・・」って言っているようだったけど、最近はふと気が付くと、目の奥に思慮深さを湛えたような、わたしに何かを訴えかけているような、あなたの深い瞳を見るにつけ、今さらながらかあさんは、少しうろたえています。

情けないけどつまりはまぁ、かあさんには「その覚悟」がまだ追いついてないわけだ。

とうさん、かあさんと亜花、そして椎。今がちょうどいいバランスで、とても幸せな時なんだな、と。この幸せな日々をかみしめて、亜花との暮らしを毎日楽しもう、と思っているよ。そう思うと不思議なチカラが湧いてくるような気がするの。

そしてね、ありきたりだけど、なるべく長生きしてください。ワンコのおとうさん、おかあさんならみんな願っていることだよね。
これから先、「あの」亜花がどれだけ頑固なおばあさんになってゆくのか、それも楽しみにしているよ。

亜花の12歳によせて。
これからも我が家のスローガンであるところの「生活の楽しさ」をがんがんみつけてゆこうね。
それと、椎のお世話も、大変だろうけどよろしくね。






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この記事へのコメント

totoboku
2018年11月07日 00:20
やだ… 泣いちゃったじゃないですか…
昔は誕生日は楽しいだけだったけど、今はもうなんだか寂しささえ感じてしまいます。
ワタシもまだ覚悟はできてないなぁ…

亜花ちゃんのこれからが今まで以上に楽しいでいっぱいになりますように。
ゆっくりゆっくり生きていけますように。
2018年11月07日 17:44
totobokuさん

ありがとうございます。
亜花がもう老犬だということをつい忘れがちでして。
書いておくことで気持ちの整理がつけばいいかな、と思っています。
ワンコとの生活は、長くなるほどに絆が深まるのに、お別れの日も近くなるいう矛盾ですね。
まだこれから亜花といっぱい遊びますよ~。
totobokuさんもね!みみりりちゃんがいますもんね♪
お互い楽しみましょうね~。